陶土製造の風景
こちらには泉陶料の粘土が作られる工場の風景を一連の流れと共にギャラリーのような形で載せております。
製造工場の外観
泉陶料の粘土は、京都と滋賀の県境の自然豊かな山間にある宇治の工場で製造しています。
土場
産地より厳選した原土をこちらへ運び入れ、種類別に積み置きして寝かせます。
原土
泉陶料では、随時6〜8種類ほどの原土を使い、粘土製造をしています。
粉砕
土場で乾燥させた原土を粉砕し、その後ベルトコンベアーでボールミルの上部へ運びます。
ボールミル
「湿式」と呼ばれる粘土製造工程で、石と水と一緒に数時間回転させます。また用途に合わせてミルが分かれています。
ボールミルの中
フランス産のツルッとした丸い石が沢山入っており、回転により原土が細かく粉砕され、均質な泥状となります。
不純物を取り除く
粗い網目の篩を通し、木のくずなどの不純物を取り除きます。
振動篩
50〜80メッシュほどの網目の振動篩を通し、その他の不純物も取り除きます。
脱鉄機
土の中には小さな砂鉄のようなものも有るので、脱鉄機に通し細かい鉄分を取り除き、仕上げタンクに貯蔵します。
仕上げタンクで攪拌
不純物を取り除いたものを均一な濃度になるよう攪拌します。
フィルタープレス
仕上げタンクの液体状の粘土をフィルタープレスにかけ、圧力で水分を抜いていきます。
脱水した粘土
フィルタープレスにかけて脱水した粘土は、板状の固形の粘土となります。
混練機
粘土同士のブレンドには混練機を使ってムラがないように良く混練させます。
土練機
板状の粘土を水分を調整して使用しやすい硬さまで土練機で練り上げます。
真空土練機
土の中の空気を抜きながら練る真空土練機を通し粘土を10kgずつ切り出します。
梱包
一つずつ手作業で、練った粘土が乾いて硬くならないようビニールで梱包します。
山科の本社店舗へ
工場で製造した粘土は、販売用に山科・清水焼団地にある店舗倉庫へ運び込まれます。
店舗倉庫
店舗倉庫には、ご注文や店舗販売用に各種類ごとに粘土を貯蔵しています。